2012年9月22日土曜日

第一回研究推進委員会議事録(120911&12)


2012年度第一回表記委員会を日本心理学会第76回大会会場で開催しました。
委員全員が揃うことはできませんでしたが、2日に分けてなんとか開催しました。
欠席された委員各位のご意見もメール等で事前にいただいた上での会合でした。

なお議事録は、井澤先生にお願いしました。
その場でメモをとりつつ、終了後にメールで全委員に送付。
何度かのやりとりの後完成品と成りました。

委員会で何が語られているか、公開させていただきます。

2012/09/22・委員長 山田冨美雄


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日本健康心理学会研究推進委員会ミーティング議事録(2012911日)

出席者:山田冨美雄、平井啓、井澤修平(敬称略)

○募集期間について
1か月程度の準備期間が妥当と考え、1020日の締め切りが候補としてあげられた。
順次申請をしてきたグループから承認をする案もあげられた。

○研究部会助成規程の内容について
グループの構成の条件について、「健康心理学会会員3名を含む合計10名」が提案された。
(他分野との連携などを考えると、健康心理学会の中でまとまるのは、よくない)

○その他
以下の意見があげられた。
・研究資金獲得を最終的な目的とするのであれば、研究部会よりは、個人を対象として英文校閲費用(5万円×2回)を、個人に支払うのがよいのではないか(個人の論文数や論文の被引用回数が最近では研究費の獲得では重視されているため)。
・来年度の助成が未定であるなら、研究部会への助成よりは、研究集会に対しての助成が合理的ではないか。
・研究集会を行うのと、研究グループをたちあげて研究費を獲得するのは、本質的に違うので、分けて考えたほうがいいのではないか。
・日本心理学会で研究会制度があるので、新たに健康心理学会で制度をたちあげる必要があるのか(日本でも、将来的に、American Psychological Associationのようになるのではないか?)
・今年度(実質的には20138月?)は研究部会の助成の方向性の変更は難しいが、来年度以降であれば、検討できる。


参考資料(最近の人文系の研究費にまつわる動向について)
・リスク社会の克服と知的社会の成熟に向けた人文学及び社会科学の振興について(報告)


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日本健康心理学会研究推進委員会ミーティング議事録(2012912日)

出席者:山田冨美雄、田中共子、廣川空美、井澤修平(敬称略)

○募集期間について
1020日の締め切りの案について問題がないことが確認された。

○研究部会助成規程の内容について
・グループの構成の条件について、健康心理学の枠にとらわれない多領域にまたがった研究グループの構成のために、「健康心理学会会員3名を含む合計10名程度(代表者は健康心理学会会員)」とする案があげられた。
・助成金の使用ルールについて、助成規定で触れる必要性が指摘された(先日の大竹先生、廣川先生のメールで指摘された事項)。
・「会員の研究交流を促進するための助成」と記載する案があげられた。

○その他
・若手育成の観点からも英文校閲費用の補助が望ましい、賛成であるとの意見があげられた。
・研究の国際化を図るために、他の学会(例えば、日本行動医学会など)の方針などについて情報を収集する必要性が指摘された。
・研修などについて、他学会との協力の必要性が指摘された。
・研究の国際化については、特に、20133月に東京で行われる6th ICOH International Conference on Work Environment and Cardiovascular Diseasehttp://icoh2013.com/index.html)の機会を利用して、アジア健康心理学者の交流会を行うことができないか、との提案がなされた。
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以上

・2日にわたる会議の議事メモ中最初の話題「締め切り・・・」というのは、研究部会申し込みの締め切り日のことです。
・ICOHとの連携等については後日国際誌委員会等で検討していただくこととなりました。


2012年9月18日火曜日

研究推進委員会主催シンポジウム

さる9月1日開催の第25回日本健康心理学会で、研究推進委員会主催シンポジウムを開催しました。


健康心理学会禁煙研究最前線 
~今、なぜ健康心理学会で禁煙研究を推進しなくてはならないのか?~

企画・司会 山田冨美雄(大阪人間科学大学)
島井 哲志(日本赤十字豊田看護大学)

話題提供
 高橋裕子(奈良女子大学、京都大学禁煙外来)
野田 哲朗(大阪府立精神医療センター)
満石 寿(立教大学コミュニティ福祉研究所PDフェロー)

指定討論 田中 宏二(岡山大学) 




その様子を写真でご覧ください。



高橋裕子先生お着物姿で講演
野田哲朗先生ご講演





満石寿先生講演

大竹先生のビデオレター代読



島井哲志先生指定討論
田中宏二先生指定討論
シンポ最後の討論の風景です

【最新】研究グループ申請の締め切り延長。10月20日に


ご案内のように(社)日本健康心理学会では、研究部会制度を発足しました。

目的は、グループ研究活動を推進するためです。諸規定がまだ未整理の状態でのスタートですが、主旨をご理解の上、研究グループ立ち上げにご協力ください。

そこでまずお願いです。
日本健康心理学会内に、研究グループを作ってください。そして、集会を開催してください。

研究推進委員会は、こうした研究グループの集会に資金的援助を行います。
グループを作っただけでは資金は提供しません。

開催予定の公開研究会、報告会等の予定を記載した申請書を審査したうえで、今年度の助成を決定します。

【この制度の概要】
グループ構成: 10名程度のグループ(本学会員最低3名以上)を対象とします。

グループ名称: グループが承認されると「一般社団法人日本健康心理学会**研究部会」として活動していただきます。

今年度の公募テーマ: ヘルスサイコロジストにも記載したように、

 (1)がん予防、(2)自殺予防、(3)看護・介護職支援、(4)身体活動量増進、(5)発達支援

   5分野のいずれかの研究グループを公募します。

応募方法: 専用フォーム(様式1、2)を用い、委員長(f-yamada@kun.ohs.ac.jp)宛メール添付してください。

応募締切: 締め切りを、2012年1020に延長しました。

助成金額: 10万円以内で、グループ結成・研究集会等の活動に使用を限定します。

助成グループの義務: 年1回以上、公開の研究集会を開催してください。

助成期間: 201210月1日~2013930(次年度より71日〜630日)

必要書類: 申請書類等は、ホームページよりダウンロードしてください。

【この制度のねらい】
 本制度は、本学会員ならびに健康心理士が、連携して共同研究を実施し、健康心理学の課題解決に取り組むことを推進するものです。
 中長期的には、健康心理学的介入効果を大規模サンプルを用いて評価するための研究プロジェクト作りを想定しています。
 研究部会が母体となり、文科省・厚労省等科研の申請に至ることを期待しています。

2012年9月4日火曜日

研究部会制度開始のご案内(案)


健康心理学会会員各位

おしらせしておりました、グループ研究推進のための新しい制度について説明させていただきます。

応募いただくに当たっては、下記ご案内に従って、「申請書(様式1)」、および「研究部会参加者名簿(様式2)」をメール添付の形で私宛にメールしていただくということになります。
とりいそぎ、宜しく。

                         2012/9/18・研究推進委員会委員長 山田冨美雄


研究部会制度開始のご案内(案)
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 2012年度第一回理事会・社員総会にて、国民の健康に寄与するグループ研究を推進するための研究部会制度の発足が承認され、9月1日より運用を開始する運びとなりました。

 第25回大会新理事長(代表理事)講演「新しい風を学会に~理事長(代表理事)就任にあたって~」)の中で第一に強調された「研究活動の活性化」の主旨が活かされる事業に発展させたいとおもいます。

 諸規定等未整理の状態でのスタートですが、主旨等をご理解の上、研究グループ立ち上げにご協力ください。

・健康心理学分野におけるグループ研究活動を支援するために、研究部会への助成をおこないます。

健康心理学会の会員3名以上、全部で10名程度が集まって申請し、承認されると「一般社団法人日本健康心理学会**研究部会」として活動することができます。

・研究会にはつぎのような条件や特典があります。

 1 募集は年1回行います。所定の申請期間内に、「申請書」、および「研究部会参加者名簿」を日本健康心理学会事務局までご提出ください。

 2 研究会の会員が全員、日本健康心理学会の会員である必要はありません。

 3 助成金額は10万円以内です。使用目的は、国民の健康に寄与する研究グループの結成と、研究集会等の活動(会場費、講師謝礼、ならびに交通費、資料制作・印刷費、研究会開催に伴う昼食費等)に限ります。

 4 年1回以上、公開の研究集会を開催してください。本学会学術大会時のシンポジウムでもかまいません。

 5 年度末には、成果報告書、会計報告書、助成金額の使用に伴う領収書の提出が必要です。

 6 助成期間は、当年度の7月1日~翌年度の6月30日とします。ただし今年度は初回のため、2012年10月1日~2013年9月30日とします。

 7 翌年度も継続して研究会への助成を希望される場合には、研究部会助成規程(最終案の段階)に基づき、新たに研究部会申請書および研究会名簿をご提出ください。

 8 今年度は初回のため、諸規定を整理しつつ運用を開始し、実状にあわせて柔軟に対応しますので、本学会研究推進委員長までご質問いただければ幸いです。

 9 今年度は、グループ作りのキックオフ集会、研究準備・打ち合わせ会、来年度開催の学会学術大会シンポジウム企画会議等に使ってください。

・本制度によって形成された研究グループが母体となって、近い将来、文科省・厚労省等科研プロジェクトが作れることを期待しています。また新しい「研究部会」制度を活用し、健康心理学の新天地を開拓してください。

以上

2012年9月3日月曜日

グループ研究を支援します

下記内容は9月4日のものに9月10-11日に開催された研究推進委員会で内容吟味した内容を加味したものです。

概ね9月4日アップ分からの変更は以下の3点です。

1)締め切りを10月20日1ヶ月延長しました。

2)研究グループ作りと、今年度の助成とを分けることのしました。まず研究グループを作ってください。

3)研究部会制度の主旨を中長期的に健康心理学会でグループ研究を推進することとし、今年度は5つの分野に助成することとしました。




以上(9月18日:文責 委員長 山田冨美雄)


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(社)日本健康心理学会会員のみなさん、研究推進委員会のblogにようこそ。

先に刊行されたヘルスサイコロジスト紙でもお伝えしましたが、研究推進委員会は会員の皆さんのグループ研究を支援するため、グループ研究の公募を行うことが8/31日に開催された理事会で正式に承認されました。

なお本研究助成は、9/1に開催された理事長あいさつ、そして引き続いて実施された社員総会でもお伝えしております。


ついては、9/1づけで公募開始、10月20日応募締め切りとなります。

がん予防、自殺予防、看護・介護職支援、身体活動量増進、発達支援の5分野のいずれかのグループ研究を公募する形となります。

一件あたり10万円を限度とし、4-5件の採択を予定しています。

1年間のグループ研究実施のための会合費・公開研究会を補助することになります。

制度開始初年度であることから、期間が短くなりました。そのせいで応募件数が少なくなるのではと危惧しております。


詳細は近々公にできればいいのですが、しばしおまちください。

2012/9/18・研究推進委員長
山田冨美雄